第一子が産まれた時、夫は退院当日から2週間と里帰り後から2週間の2回、産後パパ育休を取得しました。
この記事は妻から見た、産後パパ育休の体験談です。夫に産後パパ育休を取得してもらうか悩んでいる方の参考にしてもらえればと思います。
- 退院日から2週間の産後パパ育休を取得(生後10日目~23日目)
- 私(妻)の実家で夫も生活
- 私(妻)の母親に家事をしてもらえる
そもそも産後パパ育休とは?
正式名称が出生時育児休業で、子供の出生後8週間以内に4週間まで取得できる育休(育児休業)です。
2022年10月に新設された制度で、通常の育休とは別に取得できます。労使協定を結んでいる場合は育休中に働くことが可能なため、今までの育休よりも取得しやすくなってます。
詳しくは、厚生労働省「育児休業制度 特設サイト」をご覧ください。
外部サイト https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/ikuji/point.html
(2024年7月9日閲覧)
産後パパ育休を取得してもらうことになった経緯
私は里帰り出産予定でした。
実家には母がいて、家事は間違いなくしてもらえます。また、実家には兄弟も住んでいたため、産後に大人の手が欲しい状況ではありませんでした。
ただ、新幹線を使っても、自宅から里帰り先の実家まで5時間くらいかかるため、長期休暇を取得しないと、夫は頻繁に産まれた子供の顔を見ることは難しくなります。
新生児期のふにゃふにゃの時期を見ないのはもったいないよね、ということで長期休暇を取得させてもらう(育休を取得してもらう)ことにしました。
産後パパ育休を取得して実家で生活して良かったこと
夫が早めに親になった
個人的には「子供と過ごす時間の長さ」って親になるためには重要だと思うんです。
四六時中子供の世話をして、一緒に過ごし続ける母親に対して、
日中仕事して、子供の世話をするのは朝晩のみの父親が親の実感を得るのはどうしたって時間かかってもしょうがないんじゃないかと。
ましてや、里帰りするのなら「夫が父親の自覚がない!」って怒るのはなんかおかしくない? と。
もちろん里帰りを非難しているわけではないし、触れ合う時間が少なくてもちゃんと父親になる人がたくさんいるのも分かってます。
ただ、親になるまで時間がかかるよね。ということです。
夫は2週間の産後パパ育休を取得したことで、早めに父親になった気がします。
夫婦ともに「育児レベル0」でスタートできた
経験回数は育児レベルに如実に表れると思っています。
私は帝王切開だったため、入院日数が10日と長く、完全に同レベルで育児スタートではありませんが、「里帰り終了後から夫の育児参加スタート」に比べるとはるかに小さいレベル差です。
沐浴、夜泣き……とふたりで初めてを経験したことも多く、ふたりで右往左往しました。
一緒に経験を積めたため、育児において夫婦関係が先輩後輩にならずにすみました。
ちなみに、我が子が夜泣きを始めたのは生後3週間ごろ。1週間の育休では夜泣きが始まる前に育休が終了していました。2週間取得してもらってよかったです。
ふたりで育児に専念できた
本当にありがたいことに、母が家事を全部してくれました。だから、夫も私も里帰り期間、赤ちゃんの世話だけに専念できました。
たとえ、夫が産後パパ育休を取得しても、夫婦で家事育児の両方をしなければいけなかった場合、
- 私(妻)→育児メイン
- 夫→家事メイン
のように役割分担をしてしまった気がします。
それだときっと、せっかく同時スタートで育児を開始したのに、夫婦間で育児レベルに差がついてしまったでしょう。
ふたり揃って育児に専念でき、新生児期の大変な時期に夫も同等の育児をした。
そのことは、子育てにおいて夫は仲間だという実感につながっているし、夫に子供の世話を任せられるという安心感(心のゆとり)にもつながっています。
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